「あんたならできるよ」

サマーウォーズをコーチング目線で見る

夏になると必ず見たくなるアニメ、サマーウォーズ!
細田守監督のアニメはどれも好きですが、これはとりわけ好きです。
今年も金曜ロードショーでやってましたねー!

画像は公式よりお借りしました。やっぱりこれが一番有名なビジュアルだね!

あらすじ

数学が得意な気弱な高校生、健二は、憧れの先輩である夏希に誘われ、彼女の実家である長野の陣内家を訪れる。夏希の「婚約者」のふりをするというアルバイトで、健二は曾祖母の栄おばあちゃんをはじめとする個性豊かな親戚たちに温かく迎えられる。

しかし、その夜、健二のもとに届いた謎の暗号を解いたことが原因で、世界中の人々が利用する仮想世界「OZ(オズ)」を管理するAI「ラブマシーン」が暴走を始める。ラブマシーンは現実世界の交通網や医療システムにも影響を及ぼし、世界中が大混乱に陥る。

健二は、夏希や陣内家の親戚たちと共に、ラブマシーンと戦うことを決意する。栄おばあちゃんが率いる大家族は、それぞれの得意分野を活かし、一致団結して問題に立ち向かうーーー

信じることの強さ

この名門旧家、陣内家の大家族を引っ張る「栄おばあちゃん」。
実は物語の中盤で亡くなってしまうんだけど、栄おばあちゃんは厳しい一面を持ちつつ、いつも「あんたならできるよ」ってみんなの背中を押すんですよね。

気弱な主人公、健二に対しても 陣内家の他の家族は懐疑的なんだけど、聞く耳持たず「あんたならできる」と背中を押す。
それはおばあちゃんが「健二には能力があると見抜いていた」とかそういうことではなく、誰しもが素晴らしい才能を内に秘めていると信じていたんだと思うんです。
 
例え言われた本人が自覚していなくても。
でも「自分はやれる」と信じて腹をくくった瞬間から、現実になっていくんだよね。

言葉よりも大切なこと

「あんたならできる」って、短くてシンプルで、誰にでも言える言葉。
だけど、それを栄おばあちゃんが心の底から信じているから、そして想いがまっすぐ届くから、みんな自分を信じられるようになると思うんです。

そしてその瞬間から、すごい力を発揮していく。
例えそれまで 何も成し遂げてきていなかった(ように思えた)としても。

だから大切なのは、過去でも実績でもなく
ただただ「私はやれる」と自分を信じること。


ただ・・・
それってめちゃくちゃ難しいことも、わかる 苦笑

だってさ、自分の頭の中には、失敗した過去の記憶や後悔、自分なんて・・って思考が居座っているから。

それを上回る強さで自分を信じられるかどうか。
栄おばあちゃんの言葉には、その上回る強さがあったんだね。

無条件に背中を押したい

だからね、みんなに栄おばあちゃんみたいな人がいてくれたらいいなって思う。
まっすぐ疑うことなく無条件に、あなたはやれる、大丈夫だと信じてくれる存在。

私にとって、毎週セッションを受けているコーチはそんな存在だし(←毎週「なつこさんはそんなもんじゃないから」と言われています。その言葉に背中を押されて前に進んでいるよ)
私は皆さんにとっての栄おばあちゃんになりたいなって思います。

「私なんて」の思考の枠の外から、ドカーン!と強く信頼を送りたい。

あんたならできるよ。

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